アーユルヴェーダの薬草とその成分
アーユルヴェーダ医薬の科学的研究 ▼序論
A. 胃腸病病学 (Gastoenterology)
B. 精神医学 (Psychiatry)
C. 呼吸器病学
 (Pulmonary medicine)
D. 心臓病学 (Cardiology)

E. 慢性炎症性疾患
 (Chronic inflammatory disorders)

F. 代謝異常 (Metabolic disorder)

薬草の成分 クルクミノイド(curcuminoids)
▼原料となる植物
▼伝統的な利用

▼生体システムの統合性の防御
▼クルクミンの効果
 1. 抗酸化特性

 2. がんの治療
 3. 抗突然変異作用
 4. 肝臓防御効果
 5. 抗ウィルス、抗細菌、抗HIV作用
 6. 抗炎症作用
 7. 抗血栓作用
 8. アルツハイマー病への効果

ピペリン(piperine)
▼原料となる植物
▼ピペリンの働き
▼栄養素の利用率を高めるメカニズム
▼古代からの知恵の真実

▼ピペリンは、栄養素の利用率を高める
▼臨床試験

フォースコリン(forskohlin)
▼原料となる植物
▼フォースコリンの化学構造

▼ダイエットの考え方を変える---LBM
▼臨床試験
▼身体の構成を最適化するサイクリックAMPの役割

▼フォースコリンが代謝を活発化するメカニズム
薬草の成分
■ クルクミノイド(curcuminoids)

原料となる植物
 ウコン(Curcuma longa L.) は、ショウガ科 (Zingiberaceae) の植物である。他のショウガ科の植物と同様に、典型的な薬草で、大きく新鮮な根茎をもっています。

 栽培の過程の自然選択を通じて、たくさんの種類のウコンが生まれています。古代から栽培されている品種に加えて、インドだけで30を越える新しい品種が育てられています。最近、南アメリカや西インド諸島での栽培に適応した、いくつかの新しい品種ができています。

 商品価値の高いウコンをうるために、栽培者が品種を選ぶ際に考慮する重要な基準は、1.色、2.芳香、3.収量、4.病気への耐性 です。



ウコンの根茎

伝統的な利用
 ウコンの鮮やかな黄色は色が落ちにくく、綿、絹、紙、木、食材、化粧品の染色に用いられます。ウコンの根茎の粉末を食材に加えると鮮度や栄養素を保持することができ、その発見とともに重要性が高まりました。香辛料の一種としてのウコンはカレーに加えて食物の保存性を高め、味覚や見栄えをよくする食品添加剤として用いられてきました。安い合成保存剤が生まれるずっと前から、ウコンのような香辛料は食品添加剤としてきわめて重要な役割を果たし、金や宝石より高価な時代がありました。

 アーユルヴェーダでは、ウコンは内服薬として胃薬、強壮剤、血液浄化剤に用いられ、局所的には皮膚病の治療や予防に用いられました。腸の膨満や消化不良の人には、0.5グラムの分量を日に2回飲ませます。肝臓の病気、特に黄疸、泌尿器の疾患の人にもウコンが処方されてきました。慢性のカタルや鼻炎の場合、ウコンを燃やして薫煙を吸うと粘液が除かれすぐに良くなります。風邪の時にも、牛乳と砂糖とウコンを混ぜて沸騰させて飲むのが伝統的な療法です。慢性の耳滿 (otorrhea) には、ウコンと明礬粉を1対20で混ぜたものを耳の中に塗布します。ウコンは皮膚病の治療に有効とされます。皮膚感染症には新鮮な根茎の汁が用いられ、肌荒れにはウコンの粉をオイルに混ぜて擦り込みます。擦り傷、捻挫、化膿、炎症を起こした傷には、ライムと クルクミン硝酸カリウムを混ぜたものを用います。天疱瘡 (pemphigus : 皮膚のアレルギー性炎症状態)、帯状疱疹 (shingles) には、カラシ油を厚く塗った後で痛みと炎症を軽くし治りやすくするために、ウコンの粉をかけます。天然痘、水疱瘡には、瘡蓋ができやすくするように、ウコンで覆います。また、ウコンとホウ砂 (borax) を混ぜた軟膏を、炎症で腫れた組織に塗ります。眼の洗浄剤にウコンの煮出し汁 (20オンスの水と1オンスのウコン) が用いられ、化膿した眼の炎症の治療にも使われます。


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