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■ クルクミノイド(curcuminoids)
▼クルクミンの効果
8. アルツハイマー病への効果
(サビンサ社の"Current Issues--Newsletter /June-2004"の抄訳)
アルツハイマー病は脳内へのベータアミロイド蛋白質の沈着によって特徴づけられます。これが個々の脳細胞間の接合を妨げて、記憶の衰退を起こすと考えられています。こうしたベータアミロイド蛋白質の破壊的な影響は、酸化による損傷や炎症を通じて生じると報告されています。
疫学的な研究は、非ステロイド抗炎症薬 (NSAIDs) の長期の使用はアルツハイマー病のリスクを減らすことを示唆しています。しかし、これらの薬はしばしば胃腸などのへの副作用をともないます。
注目すべきなのは、いくつかの天然由来成分がこの病気の進行を防ぐ見通しが開けてきたことです。インドの村に住む老人のアルツハイマー病の発症率は、世界でも一番低いことが知られています。この病気の特徴である記憶や認知が少しずつ失われていく人は、65歳以上の老人の1%に過ぎません。以前から知られているこうした観察を理解する手がかりを最近の研究が与えてくれます。
カルフォルニア大学の研究者の報告によると、アルツハイマー病の中年・老年のラットにクルクミンが豊富な食餌を与えると、ベータアミロイドの沈着の進行が抑制されます。クルクミンと似た分子構造をもつバニリン(vanillin)、ジンゲロン(zingerone、ショウガの成分)、ローズマリー酸 (rosemarinic acids) も、同様の効果をもつと、この研究者たちは推測しています。
また、別の研究者たちは、抗酸化物質であるN-アセチルシステインがアルツハイマー病の患者によい効果をもつことを報告しています。これも酸化による損傷を減らすためだと考えられます。
さらに最近の試験管内の研究で、天然由来の抗酸化物質であるクルクミンやローズマリー酸がアミロイド・ベータペプチドからのベータアミロイド細線維の形成を抑制し、ベータアミロイド細線維を不安定化することが見出されています。
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