アーユルヴェーダの薬草とその成分
アーユルヴェーダ医薬の科学的研究 ▼序論
A. 胃腸病病学 (Gastoenterology)
B. 精神医学 (Psychiatry)
C. 呼吸器病学
 (Pulmonary medicine)
D. 心臓病学 (Cardiology)

E. 慢性炎症性疾患
 (Chronic inflammatory disorders)

F. 代謝異常 (Metabolic disorder)

薬草の成分 クルクミノイド(curcuminoids)
▼原料となる植物
▼伝統的な利用

▼生体システムの統合性の防御
▼クルクミンの効果
 1. 抗酸化特性

 2. がんの治療
 3. 抗突然変異作用
 4. 肝臓防御効果
 5. 抗ウィルス、抗細菌、抗HIV作用
 6. 抗炎症作用
 7. 抗血栓作用
 8. アルツハイマー病への効果

ピペリン(piperine)
▼原料となる植物
▼ピペリンの働き
▼栄養素の利用率を高めるメカニズム
▼古代からの知恵の真実

▼ピペリンは、栄養素の利用率を高める
▼臨床試験

フォースコリン(forskohlin)
▼原料となる植物
▼フォースコリンの化学構造

▼ダイエットの考え方を変える---LBM
▼臨床試験
▼身体の構成を最適化するサイクリックAMPの役割

▼フォースコリンが代謝を活発化するメカニズム
薬草の成分
■ クルクミノイド(curcuminoids)

クルクミンの効果

8. アルツハイマー病への効果
       (サビンサ社の"Current Issues--Newsletter /June-2004"の抄訳)

 アルツハイマー病は脳内へのベータアミロイド蛋白質の沈着によって特徴づけられます。これが個々の脳細胞間の接合を妨げて、記憶の衰退を起こすと考えられています。こうしたベータアミロイド蛋白質の破壊的な影響は、酸化による損傷や炎症を通じて生じると報告されています。


 疫学的な研究は、非ステロイド抗炎症薬 (NSAIDs) の長期の使用はアルツハイマー病のリスクを減らすことを示唆しています。しかし、これらの薬はしばしば胃腸などのへの副作用をともないます。

 注目すべきなのは、いくつかの天然由来成分がこの病気の進行を防ぐ見通しが開けてきたことです。インドの村に住む老人のアルツハイマー病の発症率は、世界でも一番低いことが知られています。この病気の特徴である記憶や認知が少しずつ失われていく人は、65歳以上の老人の1%に過ぎません。以前から知られているこうした観察を理解する手がかりを最近の研究が与えてくれます。

 カルフォルニア大学の研究者の報告によると、アルツハイマー病の中年・老年のラットにクルクミンが豊富な食餌を与えると、ベータアミロイドの沈着の進行が抑制されます。クルクミンと似た分子構造をもつバニリン(vanillin)、ジンゲロン(zingerone、ショウガの成分)、ローズマリー酸 (rosemarinic acids) も、同様の効果をもつと、この研究者たちは推測しています。
 また、別の研究者たちは、抗酸化物質であるN-アセチルシステインがアルツハイマー病の患者によい効果をもつことを報告しています。これも酸化による損傷を減らすためだと考えられます。

 さらに最近の試験管内の研究で、天然由来の抗酸化物質であるクルクミンやローズマリー酸がアミロイド・ベータペプチドからのベータアミロイド細線維の形成を抑制し、ベータアミロイド細線維を不安定化することが見出されています。

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