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■ ピペリン(piperine)
▼原料となる植物
ピペリンは、クロコショウ(Piper nigrum L) またはナガコショウ(Piper longum L) に含まれます。
クロコショウは家でよく使われている香辛料であり、クロコショウからの抽出物は先祖たち (とくにインド) に薬として広く使われてきました。
▼ピペリン(piperine)の働き
人体の細胞レベルでエネルギーを生成する代謝過程は、熱産生 (Thermogenesis) と呼ばれます。熱産生は減量を維持する鍵となる要因ですが、日々の食物と栄養素を人体が取り込むための要としての役割を果たしていると見なされています。これは消化器で消化し、次いで吸収するメカニズムを作動させます。ピペリン は、身体の自然な熱発生作用を促進するので、熱産生栄養素 (Thermonutrient) という言葉を使います。
この促進作用は、熱産生のメカニズムの「出力向上」に十分なだけ熱エネルギーを増加させる働きであると考えられています。その結果として、代謝過程が増進し、代謝に必要な広い範囲の栄養素--ビタミン、ミネラル、ハーブ、アミノ酸など --- に対する需要がつくり出されます。あたかもバイオペリンが代謝の車輪の動きを活発にし、血液中に栄養素を効果的に運ぶようになるといった具合です。
▼ピペリン(piperine)が栄養素の利用率 (bioavailability) を高めるメカニズム
(a) 消化器への血液供給の増加
(b) 胃の内容物の乳化の促進
(c) 栄養素の輸送の活発化
▼古代からの知恵の真実
6,000年にわたって続けられてきたアーユルヴェーダ療法の特徴のひとつは、消化器の適切な機能、特に栄養素の消化と吸収に執拗な関心をよせてきたということです。アーユルヴェーダの伝統的な処方の約3分の2では、複数の要素を配合していて、それらの中に消化吸収のためにクロコショウを含ませています。
栄養欠乏状態についての科学的な文献はたくさんありますが、結局、要点は栄養素の利用率という問題に尽きます。栄養素の利用率を低くする最大の要因は、腸の吸収力の低下です。今日、栄養学者の間で、栄養欠乏状態は、栄養素の身体への吸収効率の低下であるとの共通認識ができています。
問題なのはあなたが何を食べるかではなく、何を吸収するかなのです。
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