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▼ 交通体系と街づくりの方向づけ
・「住宅統計調査」で、自宅から最寄り駅までの距離を地域ごとに比較した。最寄り駅までの距離が近い家が多い地帯は、港北区から横浜の都心部を通って金沢区にかけて縦の伸びている。これは東横線から京浜急行の沿線の古くからの市街地だ。
・最寄り駅までの距離が遠い家が多い地域は、泉、戸塚、栄区といったように西側に分布する。
・他方、一世帯当たりの自動車保有率を地域別に比較すると、都心部ほど低く、緑区、瀬谷区、都筑区、泉区などで高い。しかし、郊外部でも、青葉区は保有率が低いことが注目される。これは、バス網の発達や東京通勤者が多いためと思われる。
・このように地域別に比較すると、交通体系の面での違いが大きい。
それに合わせて、街づくりの方向を考えることが望ましい。交通機関が発達した地域では、コンパクト・シティを目指し、コミニティ・バスの導入や幹線道路沿いの用途緩和を見直し、駅前商店など拠点の活性化をはかる。
車社会が発達した地域では、ロードサイド型の土地利用を軸にして、駐車場の設置を促すといった、方向づけになる。
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「自宅から最寄駅までの距離」
の地域的偏差
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▼ 居住形態と住み替えパタン
・住宅の形態を地域別に比べると、集合住宅の割合は北東部で高く、一戸建ては、泉、瀬谷、旭、栄区といった西側で高いという分布だ。
・持家と借家の比率を地域別に比べると、都心部で借家の比率が高く、南西部郊外では持家が多い。
・両方を重ねると、南西部郊外は一戸建て持家が多く、都筑区、磯子区などは大規模な分譲マンション群が目立つといった傾向が読みとれる。
・年齢層と住宅の関係で見ると、第一に、シニア層のマンションへの住み替えという流れが起きている。一戸建てからマンションへの住み替えとともに、中古マンションから新築マンションという移動も多い。
・第二に、2世帯住宅でなく1.5世帯住宅というパタンが出てきている。つまり、親の世帯がふたり揃っている間は近くに別に住み、片親が亡くなると、同居するようになることが多い。
・また、ファミリー層のマンション居住が増え一戸建て住宅地は高齢化が進む中で、ファミリー層にとっての一戸建て住宅地の魅力を新たな形でつくることが、郊外部の課題のひとつになっている。
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