Q(31)質問なんですが、セロ弾きのゴーシュの中で、 たぬきのせりふで「ゴーシュさんは、この2番目の糸をひくときはきたいに遅れるねえ。」というせりふの答えのように、ゴーシュの「いや、そうかもしれない。このセロが悪いんだよ」と答えているが、本当にセロが悪かったのでしょうか?もしかしたらゴーシュの腕が悪かったのかもしれないのになんでそんなことをいったのでしょうか?早急に教えてほしいです。セロ弾きのゴーシュをLABOという教育団体のT.Aとして取り上げているのでよろしくお願いします。(99’中部高校生広場 TEAMごしゅ代表より)
A
Date: Fri, 11 Apr 2003   ゴーストさん

Date: Mon, 15 Feb 1999   yodakaさん


Date: Fri, 11 Apr 2003
   ゴースト

私もセロ弾きなのですが、2番目の糸と言うのは確かに鳴りにくい 楽器もあるんです。 おそらく下から2番目の糸だと思うんですが、糸が太い為、その他 楽器の特性によって音の出だしがはっきりしないことがあります。 楽器と糸の相性と言うのもあるんですが、田舎の楽団というのもあるし、そんなにいい楽器を持っていたわけでもないでしょうし、相性のあう糸を探せるほど余裕のある時代でもなかったと思います。 賢治もセロ弾きだったため、その辺の苦労はわかってて書いていると思います。 ただ、プロのセロ弾きはそこのところはもちろん克服すべき課題ですので、ゴーシュの腕ももちろんあるのはたしかです。


Date: Mon, 15 Feb 1999
   yodaka

ゴーシュは、自分の腕が悪いと自覚してないようですね。自分の腕は確かなのに、セロが悪いんだと錯覚しているか、もしくは慢心に陥り、自分の腕を鍛えることを怠っているのかも知れません。聴衆の前で恥をかいてから自分の腕が悪いことを自覚し、鍛えに鍛えて本物になっていく プロセスを賢治は知って欲しかったのではないでしょうか?何事も慢心はいけませんね。


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