Q(38) 「銀河鉄道の夜」に出てくる「天気輪(の柱)」とは、どういったものなのでしょうか? アニメーションの話になってしまって恐縮なんですが、サンライズの「ガサラキ」という作品の中で、「天気輪」が出てくるシーンがありました。そこでは、1m位の高さの石の柱に、縦に回転する直径20cm、幅10cmくらい(推測)の鉄の輪が埋め込んであり、手で回すとゴロゴロ音がするものだったのですが、本来の使用法とかは不明でした(灯篭とかと同じ感じで庭に設置してありました)。どなたか、本当はどんなもので、どういう使われ方をする(した)ものなのかご存知ないでしょうか?(ぱーちぃ)
A
Date: Wed, 7 Jun 2006   鶉さん

Date: Fri, 9 Aug 2002   かばさん

Date: Sun, 22 Apr 2001   狼森さん

Date: Sat, 16 Sep 2000   たかふぢ・くゆるさん

Date: Sun, 27 Feb 2000   SAYさん

Date: Mon, 1 Nov 1999   きょうこさん

Date: Thu, 28 Oct 1999   ぜんまいきつねさん


Date: Wed, 7 Jun 2006
   鶉

ガサラキ作品中では陰陽師が天気を占うものとして扱われていたが、 本来は仏教関連用語であるらしく、後生車、地蔵車などとも呼ばれる。 車の部分をまわすことで苦しみから解放されるとされる。 マニ車との関連もあるらしい。


Date: Fri, 9 Aug 2002
   かば

天気輪とは、雲間から差し込む太陽の光が、ちょうど柱のようになって地上に降り注いでいる状態をいうと思います。
以前NHKの特番で、賢治の足跡を追い掛けると言うようなものがありました。彼は妹の死の直後、北への列車に乗ります。最果ての海岸から見た光景が、荘厳な天気輪の柱だったいいます。その旅から戻り、彼は銀河鉄道の夜を執筆したようです。

私は、「天気輪」という名前で創作活動をしています。天気輪の写真もいくつか撮影いたしました。よろしければ遊びにきてくださいませ。
http://www.kyushu-id.ac.jp/~j98345/index.html


Date: Sun, 22 Apr 2001
   狼森

ますむら・ひろし著「イーハトーブ乱入記」(ちくま新書156)も参考になります。漫画版銀鉄を描き上げた後で知り得たさまざまの見解が載っていますので、2冊の漫画版が物足りなかった方も、お読みになると新たな発見があると思います。


Date: Sat, 16 Sep 2000
   たかふぢ・くゆる

確か、「『銀河鉄道の夜』探索ブック」という本に、書かれてあったような……。


Date: Sun, 27 Feb 2000
   SAY

これは、御所車(ごしょぐるま)といわれるもので、東北地方の墓地にあったそうです。この輪を回すことで死者との会話を行ったそうです。石でできているのでゴトゴト音がするそうですが、このゴトゴトと、列車の線路のゴトゴトという音、そして死者との会話・・・銀河鉄道の発想のヒントになったのでは。


Date: Mon, 1 Nov 1999
   きょうこ

天気輪、わたしの読んだ少ない本の中には、それのはっきりとした正体はのっていませんで、よく分かりません。映画、絵本、挿し絵などで天気輪を表すときは、作家のそれぞれの想像で表現しているようですよ。何年か前に読んだ本には、「天気輪の柱」未だ正体不明、と書いてありました。知っている人がいたら、わたしにも是非教えてほしいです。(答えになっていませんね)


Date: Thu, 28 Oct 1999
   ぜんまいきつね

私もずっと不思議に思ってました。 知ってるわけではないのですが、単純に考えて、 輪の部分を勢いよく回して明日の天気を占う ものではないかと思われます。


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